2025.05.26

【旅と本で楽しむ宮城県】護られなかった者たちへ

tropico

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こんにちは、トロピコです。

YouTube投稿と、このブログを、どうやってリンクさせようか少々迷っていました。

旅のハイライトを文章化する？

お得ポイント・おすすめポイントを文章化する？

色々考えつつ、やはりこのブログは読書に特化したいので

その旅にちなんだ本の紹介をすることに決めました。

47都道府県　内田康夫祭りなんてどう？？

と、思ったかたは私と趣味が合いそうです。

私の47都道府県巡りは、現在17カ所目なのですが

まだ記憶に新しいいちばん最近の旅からご紹介させてください。

今回は、事前に決まった目的のない旅でした。

エアトリプラスで探したら、1泊でも2泊でもたいして値段が変わらなかったので、2泊にしました。

時間にゆとりがある旅となり、何か一冊、宮城県にちなんだ本を持っていこう！となりまして

選んだのがこちら。

護られなかった者たちへ／中山七里

東日本大震災後の復興がすすむ仙台で発生した連続殺人事件を追いながら、「福祉」や「正義」についてとても考えるさせられる社会派ミステリーです。

中山さんご自身が、雑誌インタビューで「事件の犯人はわかっても、物語の犯人は読み終えた後も誰にもわからない」とお話されていたそうで、まさにその通りの終わり方。

決して嫌な気分が残るわけではなく、しかし、考えさせられる本でした。

と書くと、なんだか小難しいように聞こえてしまいますが、とても読みやすかったです。

この本が、中山七里さんの「宮城県警シリーズ」1作目です！

さて、この本をですね、空港での搭乗待ち時間に読み始めて

飛行機の中で読んで、電車の中で読んで

牛タンの行列に並んでいるあいだに読んで、ホテルで読んで・・・

私あまり、宮城県について詳しくなかったのですが

本の中で繰り広げられるストーリーと、自分が実際にいるところが

どんどんリンクして土地勘がついてくるのが、ものすごく良かったです！！！

作中、仙台市以外にも舞台になる主要エリアが出てくるのですが、そこも旅のあいだに電車で通過したので

仙台市との距離感や、車窓からみえるそのエリアの風景から、よりリアルに本に没頭することができて・・

相乗効果で、旅も読書もそれぞれ余計に楽しめました。

たくさんの本の聖地に行ってみたいな～！と、今回ひしひしと感じましたよ。

とはいえなかなか、本を読むたびに舞台に飛ぶわけにもいかないし、みなさんも同様かと思いますので

トロピコのブログ×動画で、少しでも、旅と読書の相乗効果を感じていただけたらと思います。

今回、ザ・仙台名所観光は、特にしていません。水族館に行ったくらい？？

わりとのんびりした旅ですので、ぼんやり流してもらうのに適しています。

おすすめ本は、2分36秒あたりにメインで出てきます。

47都道府県巡り、まだまだ30カ所残っていますので、おすすめ本などコメントいただけると嬉しいです！！

【47都道府県巡りをはじめたきっかけ①】鈍色幻視行