【わたしが本を読めない理由】なぜ働いていると本が読めなくなるのか

こんにちは、トロピコです。
本が好きすぎてこのブログを立ち上げたものの、投稿ペースが予定を下回っています。
そもそもなかなか、本を読む時間がとれない。
みなさんは、本、読めていますか??
学生時代は読んでいたけど、社会人になるとなかなか・・・という方は多いはず。
読書に限らず、趣味に割く時間がとりにくくなる。
スマホを触る時間はあるのに。なぜでしょう。
なぜ働いていると本が読めなくなるのか/三宅香帆
偉そうなオジサンが書いた本だったら、反抗心から(?)気に留めなかったと思いますが
自分よりひとまわりも年下の女性が書いた本、という点が気になり、手に取りました。
買って正解、とても軽快で、いまどきで、面白く読みやすい!!
三宅さん、驚くほどの読書家で、幅広い時代・ジャンルの本を引用されています。
『痴人の愛』主人公・譲治の読書場面に、三宅さんが突っ込むくだりなど、とても軽快。

本好きな人なら、出てくる本を追うだけでも楽しめそう!
この本では、明治時代から現代にいたるまでの日本人の働きかたと
本の書かれかた、出版のされかた、読まれかたなどをとても分かりやすく考察し、
働きながら本が読める社会を作るにはどうしたらよいかを提唱されています。
それらを踏まえつつ、私なりに、私個人が本を読めない理由を考えてみました。
『なぜ働いていると~』では、忙しいとスマホは触れても本が読めない、とされていますが
私の場合はそうでもなく、スマホよりも本が精神安定剤のような役割をするので
忙しくても、無理にでも数ページでも本を読むことでリラックスできます。
それでも、忙しいと本が読めないんです。謎でした。
でも、『なぜ働いていると~』を読みながら考えて、なんとなく見えてきました。
どうやら私、忙しいのに本を読むことに“罪悪感”を感じているようです。

本を読む暇があるなら、他のことをしなければならないのでは・・・
なんだか、忙しい状態がデフォルトみたいな人生を送ってきたので
のんびりするのは悪いこと、って、心のどこかで思っているのかもしれません。
それでも一人の時間にはまだ読めるけど、周りに家族がいると読めないんです。
私の家族は優しいし、驚くほど私がだらけていても文句を言われたことはないですが
なぜか家族がいる場での読書は、ぜんぜんリラックスできません。
それでも、読むけれど。
読むときは、そんな必要ないのに「本読んでていい?」と聞いてしまう。
普段家族に、これ見よがしに「あー忙しい!!」とアピールしながら生活しているので
家族の前で読書に時間をさくことが後ろめたいのかな。 ↑性格の悪さが原因ですかね。
『なぜ働いていると~』には、このような原因は載っていませんでしたが
不思議なことに、最終章の全てが、私のパターンにもピシッとあてはまる内容でした。
そして、提唱されている働き方、実は私すでに実行にうつしているのです。
それなのに、なかなか本が読めない。
これはもう、働き方だけではなく、身に沁みついた生き方を見直す必要がありそう。
ネタバレになるので本の結論は伏せますが、
三宅さんの提唱する社会、目指す過程は大変そうだけど、とても豊かだなと思います。

働くことが「めっちゃ好き」な三宅さんの文章だからこそ、説得力があってとても良かった~
さて、この本のあとがきにおもしろいリストがありましたので、私の場合を紹介します。
①やってます! instagram @plast8823
②これが、なかなかできない。
③子育てひと段落したら、これは取り入れたい!
④恐ろしいほど無意識にやってます
⑤まさにこの本!新書に目覚める日も近いかもしれない・・・
⑥その状態こそ本を読んでいるけど、それも思い込みかもしれない、という気付き
リスト詳細は、ぜひ本を手に取って確かめてみてくださいね。
みなさんの本の読み方は、どんな感じでしょう??

